アクア膜

製品紹介
中空糸型逆浸透膜モジュール

ホロセップ® RO膜

「ホロセップ®」は、三酢酸セルロースからなる中空糸型半透膜エレメント・モジュールです。かん水や海水から真水を得ることができます。

「ホロセップ®」は中空糸膜であることから膜表面積が大きく、ファウリング物質のRO膜への負荷を小さく抑えられます。さらに、三酢酸セルロースの化学的特性により、運転中の塩素殺菌が可能です。これら2つの特長により、海水淡水化における重要課題である有機物/生物ファウリングを容易に抑制できます。

特長

優れた容積効率と耐濁質性
中空糸膜間隔が広く、耐濁質性と優れた容積効率を実現します。また、 膜単位面積当りの透過水量が少ないため原水中の濁質成分、汚染物質の膜への負荷を小さく抑えられます。
バイオトラブルの抑制による高い稼働率の実現
耐塩素性に優れる「ホロセップ®」では、塩素処理した原水をモジュールに直接供給できるので、微生物増殖によるトラブルを低コストで容易に抑制することができます。
運転管理の最適化
個々のRO膜エレメントの透過水質を直接サンプリング、測定が可能です。交換対象のRO膜エレメントの特定が容易であることから、長期運転時のRO膜エレントの運転管理が最適化できます。

用途例

日本では、50,000 m³/日の国内最大規模を誇る福岡地区水道企業団の海水淡水化施設に「ホロセップ ® 」が採用され、RO法としては最高レベルの回収率60%を達成しています。また海外でも多数の採用実績があります。サウジアラビアのシュケイクとジッダのプラントは、それぞれ 240,000 m³/日と 260,000 m³/日の造水施設です。これらの場所は、高温、高塩分濃度の海水が特徴で、RO法にとって厳しい条件となりますが、「ホロセップ®」により安定した運転が可能です。また、造水量1,000,000 m³/日の世界最大級の海水淡水化プラントであるラスアルカイルプラントにも採用されました。造水量1,000,000 m³/日のうち、345,000 m³/日は東洋紡エムシーのRO膜モジュールを使用したRO法で造水され、残りは多段フラッシュ(MSF)法で造水されています。

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