アクア膜
中空糸型FO膜モジュール
ホロセップ® FO膜
東洋紡エムシーのFO膜を利用し、省エネルギーでの海水淡水化や排水処理が可能になります。
正浸透 (FO) とは、半透膜の両側に濃度の異なる溶液が存在すると、濃度差により水が低濃度側から高濃度側に自発的に移動する現象です。そのため、高圧を必要とする逆浸透 (RO) プロセスと異なり、FO法は低エネルギーで水処理が可能です。
特長
東洋紡エムシーのFO膜は三酢酸セルロースの中空糸型の膜です。独自のクロスワインディング技術でエレメントを製造し、均一かつ放射状の流れを実現します。
- 大きな膜面積・優れた耐ファウリング性
- 膜面積が大きく、効率的な運転が可能です。また、塩素を適用できるため、効果的にファウリングの抑制が可能です。
- 長期の安定運転
- 化学洗浄の回数や膜交換頻度を低く抑えられます。
- 薄膜化により濃度分極の影響を低減
- 膜厚を薄くすることで、濃度分極の影響が小さくなり、高い有効浸透圧差が得られます。
用途例
海水淡水化
海水よりも浸透圧の高い溶液 (Draw Solution) を用いることにより、高圧を必要とする逆浸透 (RO) 法よりも低エネルギーでの海水淡水化が可能となります。
浸透圧発電
(Pressure-retarded osmosis : PRO)
FO現象を利用した発電方法です。低濃度側から高濃度側へ水が移動し、増えた水量によりタービンを回すことで発電します。東洋紡エムシーのFO膜はデンマークのPROプラントに採用されています。
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