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大阪工研協会 第75回「工業技術賞」を受賞
~溶剤フリーで常温流通可能な環境配慮型の高耐熱接着シート開発~

 東洋紡エムシー株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長執行役員CEO:森重 地加男、以下「東洋紡エムシー」)と東洋紡株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:竹内 郁夫、以下「東洋紡」)は、溶剤フリーで常温流通可能な環境配慮型の高耐熱接着シートの開発で、第75回「工業技術賞」を受賞しました。同賞は、一般社団法人大阪工研協会(以下「協会」)が主催し、工業に関する研究発明ならびに現場技術の進歩改善に功績のあった技術者を顕彰するものです。2025年5月23日、大阪市内で授賞式が行われ、協会の奥野和義会長より表彰状が授与されました。

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左から大阪工研協会の奥野和義会長、東洋紡エムシーの山本、東洋紡の内山、東洋紡エムシーの三上、大阪工研協会の小林哲彦副会長

1.受賞者

・三上 忠彦 (東洋紡エムシー株式会社 開発本部 バイロン開発セクション グループ長)

・山本 佑  (東洋紡エムシー株式会社 開発本部 バイロン開発セクション)

・内山 翔子 (東洋紡株式会社 コーポレート研究所 先進高分子創発ユニット リーダー)

2.受賞題目「溶剤フリーで常温流通可能な環境配慮型の高耐熱接着シート開発」について

 東洋紡エムシーと東洋紡は、2023年11月29日開示資料※1の通り、電子材料の接着剤用途向けに“ビトリマー(Vitrimer※2)”と呼ばれる新しい架橋樹脂を応用することで、溶剤フリーで常温流通(輸送・保管)を可能にした環境配慮型のポリエステル系高耐熱接着シート(本受賞題目)を新たに共同開発しました。本シートでは、従来の半硬化型接着シートには必要であった冷蔵による輸送・保管や長時間の熱架橋処理が不要となり、生産工程の短縮や省エネルギー化に寄与します。東洋紡グループは、本シートをはじめとする環境配慮型製品の提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※1 電材用途向けに「結合交換性動的共有結合」樹脂“ビトリマー”を実用化溶剤フリーで常温流通可能な環境配慮型の高耐熱接着シートを開発 (2023年11月29日発表、東洋紡エムシープレスリリース)

※2 「Vitrimer」はFONDS ESPCI PARISの登録商標です。

以上

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