ニュースリリース

ニュースリリース
プレスリリース
エンジニアリングプラスチック

「バイロペット®」「グラマイド®」のエコシリーズ、SUSMAに出展
~市場から回収したプラスチック原料を再利用、循環型経済実現に貢献~

 東洋紡エムシー株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長執行役員CEO:森重 地加男、以下「当社」)は、エンジニアリングプラスチックの熱可塑性ポリエステル「バイロペット®」と高機能ポリアミド「グラマイド®」について、市場から回収した使用済みプラスチックを原料に用いたエコシリーズを開発し、2025年11月12日~14日に幕張メッセで開催される「第5回サステナブルマテリアル展 -SUSMA- 」に出展いたします。PCR(Post-Consumer Recycle)品の提案を通じて、循環型経済の実現と化石由来資源の使用削減に貢献します。

プレスリリース

 これまで「バイロペット®」「グラマイド®」では、製造工程で発生する端材を再利用したPIR(Post-Industrial Recycle)品を中心に、環境配慮型のエコシリーズを提案してまいりました。しかし、循環型経済への関心が高まる中、当社はPCR品の開発を本格的に推進し、このたびサステナブルマテリアル展で披露することとなりました。出展する「バイロペット®のPCR品は、市場から回収されたPET(Polyethylene terephthalate)を25%以上配合しています(基本設計)。さらに、「グラマイド®」のPCR品には市場から回収したPA6(Polyamide 6)を原料に使用した銘柄を提案してまいります。

 エンジニアリングプラスチック製品では2024年10月に、植物由来成分を高比率で配合した熱可塑性ポリエステルエラストマー「ペルプレン®」のエコシリーズを発表※。最近では、「ペルプレン®」のハードセグメントにPET骨格を導入して、PET素材との複合化によるモノマテリアル化を可能にした「ペルプレン® Aタイプ」を開発し、このサステナブルマテリアル展に初めて出展します。

 当社は、マテリアルリサイクル(PCR/PIR)、モノマテリアル化、植物由来原料の活用など、複数のアプローチでプラスチック原料の環境負荷低減に取り組んでおります。さらに、当社独自の高度なコンパウンド技術を組み合わせることで、環境配慮と高機能を両立した付加価値の高いエンジニアリングプラスチック製品を提供してまいります。

■「バイロペット®」とは
 当社独自の配合・混錬技術を生かし、耐熱性・寸法安定性・薄肉成形性などの機能性を付与した熱可塑性ポリエステル樹脂。最大63%GF(Glass Fiber)を配合し、さらに成形品のソリを低減、かつ外観の良好な銘柄など高付加価値の製品をラインナップし、車載用途・家電用途をはじめ幅広い製品に採用されています。
■「グラマイド®」とは
 当社独自の配合・混錬技術により、耐熱性・高剛性・良外観性・成形性などの付加価値を付与した高機能ポリアミド樹脂。最大70%GFを配合した高剛性銘柄、GF強化ブロー成形用銘柄、CF(Carbon Fiber)高充填品銘柄などをラインナップし、軽量化・金属代替を目的として車載用途など幅広い製品に用いられています。

※ 熱可塑性ポリエステルエラストマー「ペルプレン®」エコシリーズを開発 ~植物由来成分を高比率で配合、カーボンニュートラル実現に貢献~ (2024年10月9日、当社発表)

以上

 このニュースリリースに掲載されている内容は、発表日時点の情報です。 発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

お問い合わせ

製品や採用等のお問い合わせは、
こちらからお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ