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中空糸型RO膜「ホロセップ®」の製造設備投資について
~岩国サイトに紡糸設備増設、自動機導入で生産能力3倍に~

 東洋紡エムシー株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役 社長執行役員CEO:森重 地加男、以下「当社」)は、当社岩国サイト(山口県岩国市)の岩国環境・ファイバー工場に、新たに中空糸型RO膜「ホロセップ®」の製造設備を増設することを決定いたしました。紡糸ラインを増設するほか、組立工程では複数の工程に自動化設備を導入し、生産の省力化、効率化を図ります。増設により、同工場における中空糸型RO膜「ホロセップ®」の生産能力は現行の3倍となります。併せて、製塩・リチウム回収向けの中空糸型BC膜「ホロセップ®」の生産設備も増強し、BC膜の生産能力は2倍に増加します。総投資額は約10億円。2026年夏頃の稼働開始を予定しております。

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 当社の中空糸型RO膜「ホロセップ®」は、主に中東地域の海水淡水化プラントで採用されてまいりました。中東地域の海水は高水温かつ閉鎖海域のため微生物が発生しやすく、その結果、RO膜に目詰まりが発生しやすいという課題があります。当社の中空糸型RO膜「ホロセップ®」は、三酢酸セルロース(CTA)製で耐塩素性があるため運転中の塩素殺菌が可能であり、また膜の表面積も大きいため、微生物の増殖や目詰まりを抑制できる特長があります。中東・北アフリカ地域の海水淡水化市場は引き続き拡大すると見込まれており、生産・供給体制を強化することで、現地の旺盛な需要に応えてまいります。

1.設備投資概要
 場  所:岩国サイト 岩国環境・ファイバー工場
      (山口県岩国市)
 総投資額:10億円
 内  容:紡糸工程の増設、組立工程の自動化機器導入ほか
 稼働開始:2026年夏頃

岩国環境・ファイバー工場

2.中空糸型RO膜「ホロセップ®」とは
  CTA製の中空糸型RO膜で、海水淡水化用途や水道水・工業用水から純水を得る用途などで、国内外で採用されています。当社のRO膜事業は1980年代に始

 まり、サウジアラビアをはじめ中東地域の海水淡水化プラントで採用されています。

以上

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