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アクア膜

インドでスパイラル型RO膜の販売開始、旺盛な水需要に対応
~同国チェンナイで発売記念テクニカルセミナーを開催~

 東洋紡エムシー株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長執行役員CEO:森重 地加男、以下「当社」)はこのほど、BI Marketing and Services Pvt. Ltd(本社:インド・チェンナイ、以下「BI Marketing」)と販売代理店契約を締結し、インド国内で「スパイラル型※1RO(逆浸透)膜」の販売を開始いたしました。これを記念したテクニカルセミナーを同国タミル・ナドゥ州チェンナイ市内で開催し、当社が製造販売する中空糸型※2RO膜「ホロセップ®」について、中東地域での長年における販売実績やケーススタディを紹介しました。

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 当社のRO膜事業は1980年代に始まり、海水から真水を取り出す海水淡水化用途や水道水・工業用水から純水を得る用途などで、国内外で採用されております。特に、サウジアラビアでは大型の海水淡水化プラントに採用されるなど、現地の水需要を支えています。

 インドで販売を開始したのは、こうした当社の技術を生かして協力会社が製造するポリアミド製のスパイラル型RO膜です。海水淡水化用途のほか、潅水の脱塩、廃水の再利用などへの活用が可能で、インド国内ではBI Marketing社を通じて販売を行います。

 インドでは、人口増加や都市化の進展に伴い、水需要が急速に高まっております。東洋紡グループは、「2030年のありたい姿」を示した「サステナブル・ビジョン2030」で、「膜による海水淡水化で1,000万人分の水道水相当」を生み出すことを掲げておりますが、このたびのスパイラル型RO膜のインド市場投入によって、世界の水資源の保全に貢献してまいります。

チェンナイ市内で開催された発売記念テクニカルセミナー。右端がBI MarketingのDirector、DR. JR MOSES氏。左端は当社環境・ファイバー営業ドメイン長の辻野浩司
スパイラル型RO膜

※1 平膜を供給水の水路となるスペーサ―とともに、スパイラル(のり巻き)状に形成させた水処理膜。海水淡水化用途のRO膜で広く採用されている。

※2 ストロー状の膜の中空部分に供給水を通して膜分離を行う。当社が製造販売する水処理膜「ホロセップ®」はこの形状。

以上

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