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ブレスエアー®

「ブレスエアー®」を用いた介護用マットレス「ツインウェーブ」をフランスベッドと共同開発、11月より販売・レンタルを開始

 東洋紡エムシー株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長執行役員CEO:森重 地加男、以下「当社」)とフランスベッド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 池田 茂、以下「フランスベッド」)は、当社が製造販売する三次元網状繊維構造体「ブレスエアー®」を用いた介護用マットレス「ツインウェーブ」を共同開発し、フランスベッドが11月15日より販売・レンタルを開始いたします。

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 ■「ツインウェーブ」の特長

 介護用マットレス「ツインウェーブ」は、その中材に硬さの異なる当社の「ブレスエアー®」を2層使用し、ハード面とソフト面の表裏リバーシブル仕様とすることで、使用される方のお好みや体形に合わせた寝心地を提案いたします。また、マットレスの端部は、「ブレスエアー®」の繊維ループの密度を高めることで安定感を生み出し、ベッドの端に腰を下ろして座る姿勢(端座(たんざ)(い))を取りやすく、手をついて立ち上がりやすい設計としました。加えて、水洗いが可能で乾燥性に優れるため、メンテナンスも容易となっております。

■開発の背景

 介護を受ける方にとって、ベッドは寝具としてだけではなく、長期間過ごす生活の場でもあります。当社とフランスベッドは、使用される方の寝心地、立ち上がりやすさ、座りやすさ、介護をされる方の負担軽減を追求し、双方が心地よく、長くお使いいただける製品を目指して、この「ツインウェーブ」を開発しました。
 「ブレスエアー®」本来の特長である優れた耐久性、抗菌性、通気性、高反発性(寝返りのしやすさ)、水切り性(水洗い後の乾燥のしやすさ)も有しています。

リバーシブル仕様のハード面とソフト面

ツインウェーブの中材

「ブレスエアー®」の今後の展開

 「ブレスエアー®」はこれまで、一般用・業務用・介護用寝具や新幹線をはじめとする鉄道車両の座席シート、防災寝袋など、幅広い用途に採用されてきました。最近では、動物園で飼育される高齢動物にも使用されています。
 日本の総人口のうち65歳以上が占める割合は約3割に至るなど、高齢社会は急速に進展しております。今後も当社はユーザーのニーズに即した製品の開発を通して、介護現場の課題解決に貢献してまいります。

※総務省統計局によると、2024年9月15日現在、65歳以上人口が総人口に占める割合は29.3%で過去最高を記録。
 出典:総務省統計局ホームページ (https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1420.html

■「ツインウェーブ」TW-80の概要 (販売・レンタルはフランスベッドが行います)

サイズショートサイズ:幅91×長さ181×厚さ8cm
レギュラーサイズ:幅91×長さ195×厚さ8cm
ロングサイズ:幅91×長さ209×厚さ8cm
材質表地:ポリエステル100%
詰物:合成繊維(ポリエーテルエステル系繊維)
端座位で使用した際のイメージ
ツインウェーブ TW-80

「ブレスエアー®とは

 当社が製造販売する熱可塑性ポリエステル系エラストマー「ペルプレン®」を繊維状にして、立体的に接合した三次元網状繊維構造体。1996年に上市。2023年には、市場から回収した当社製の三次元網状繊維構造体に由来する再生化原料を25%配合(重量比)した「ブレスエアーメビウス®」、生分解性樹脂を原料に用いた「テルスエコー®」を発表しました。

三次元網状繊維構造体「ブレスエアー®

以上

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